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BL小説「窓辺のヒナタ」(朝丘 戻) [感想・小説(BL)]


窓辺のヒナタ (ダリア文庫)

窓辺のヒナタ (ダリア文庫)

  • 作者: 朝丘 戻  画:yoco
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2017/02/13
  • メディア: 文庫

お気に入り度:★★★★★
(2017.2月刊行)

作家買い。
とは言え、最近、朝丘さんの本、あまり買ってなかったなー。
朝丘さんの物語って限りなくバッドエンドに近い締めくくりもあるので何でもかんでも買い・・・っていうのがちょっと怖いんだなー^^;
レビュー読んでから決めたりして。
でもこの作品は「坂道のソラ」のスピンオフと知り、即買いしました。

あらすじ。。。
この暗い所から解放してくれる、空みたいな人だった――。
高校生の日向は家族にゲイだとばれ、継父から冷たい仕打ちを受けていた。 自分の存在価値と将来に希望を見いだせずにいながらも明るく前むきに努力していた日向。そんなある夜、SNSで「シン」という男性と出会い、女の子だと勘違いされてしまう。シンの優しい人となりに惹かれてしまった日向は、どうしても本当のことが告げられず……。


もぅ切ない!
切ないよっ!!
ホント、朝丘さんらしい切なさがいっぱい詰まった物語でした。
いちページ、いちページ、日向と新の心情が痛いほど伝わってきて、分厚いページ数だったけれど一気に読んじゃった。
これ、バットエンドじゃないよね???なんて、2人の行く先がハッキリ感じられるまでドキドキしながら読んでました。

SNS上で偶然知り合った「シン」という男性に惹かれていく気持ちを押えきれず、女の子だと勘違いされたまま接していく「ヒナタ」。
「ヒナタ」が男の子だと分かった時「シン」がどういう態度を取るのか心配でした。
「ヒナタ」が傷つかないように。。。
願いながら読んでたのですが、日向の本当の姿に最初こそ驚きはしたものの新はとっても紳士でした。
ホント、SNSで皆んなが「シン」に対して“ほとけさま”ポーズを取っちゃう気持ちが分かるくらい(笑)

両思いになった後もそのまんまの気持ちでお互いを大切にし合っているのがとても良かったです。
大切に思うからこそ、これ以上深入りできない、綺麗なままの「思い出」になろうとする気持ちがとても切なくて。
でも、きっとそれぞれが持つそんな不安感は、これから先、良い意味で幸せを創る糧になるんだろうと思った。
カバーイラストのように、静かに寄り添いながら温かい時間を2人で過ごしていくんだろうと想像できて、とても優しい気持ちで読み終える事が出来ました。

途中までは日向の家庭環境が・・・というより義父の言動がヒドくて、読んでてホント、気分が悪かったけれど、でもこういう人っているよなーって思ったりもした。
自分の常識枠に嵌らないモノに対して、頭ごなしに毛嫌いし偏見を持つ人って。

でもそれ以外は日向の実母も友達の忍も、SNS上のトーク仲間も。
皆んな日向に優しい人ばかりで救われた。
義弟も。
いつか分かり合える日が来る気がする。
てか、忍とのスピンオフって有り?(笑)

新側の仕事や仲間の環境はちょっと複雑。
しかし「タナ」(棚橋)にはビックリだ(笑)
なんちゅーヤツだって思ったけれど、結局、もっと戦い合いたかったのに新が早々に試合放棄してしまって、その感情をどういう風にぶつけていいのか分からなかった末の行動って感じだったね。
結果的には許せるキャラだった。

前作「坂道のソラ」の2人がどういう風に登場してくるのかなって思ってたけれど。
ココでかー(笑)
変わらず仲良しさんで良かったです^^

“アニパー”のキャラが可愛いね。
ホントにあったら覗いてみたい^^
SNSってやった事ないけれど、こういう感じなのかーっていう雰囲気だけは掴めました(笑)

(読了日:2017.2.23)
*****
シリーズ既読感想
坂道のソラ

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