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小説「【デジタル版】妖たちの四季 (妖怪の子預かります3)」 [感想・小説(その他)]


妖たちの四季 (妖怪の子預かります3) (創元推理文庫)

妖たちの四季 (妖怪の子預かります3) (創元推理文庫)

  • 作者: 廣嶋 玲子
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2016/12/12
  • メディア: 文庫

お気に入り度:★★★★★
(2016.12月刊行)

シリーズ第三弾。
安定した面白さです。
というか、巻が進むにつれ、主人公・弥助と千弥の他、妖し達個々の個性がハッキリ出てきているので、読んでてとても楽しいです。

今巻は短編5編が収録されています。
短編でも1作、1作、読み応えがありました。

どんな話が入っていたかというと。。。
(今巻のあらすじ)

妖怪に花見に誘われた弥助と千弥。ふたりの後をこっそり尾けていた久蔵は……「春の巻」。屋敷に閉じ込めたせいでふてくされた甥、津弓をなぐさめようとした月夜公だったが……「夏の巻」。玉雪が立派な栗山をもっている理由は? 「秋の巻」。千弥と月夜公の過去の因縁の物語「冬の巻」。〈妖怪オリジナル・キャラクター〉募集で選出された妖怪が登場する短編も収録。弥助と妖怪たちの心温まる交流を描く、人気シリーズ第3弾。

一話目、女たらしで根無し草な久蔵がまさかの恋わずらい!?
そのお相手もビックリ!!彼らのその後が気になります。
二話目、前作で危険な目に遭ってしまった月夜公の甥っ子・津弓。
月夜公の過保護っぷりが可愛いです。そしてなんでこんなに過保護なのか、の理由も語られてます。
三話目、弥助んちに通う玉雪の過去のお話。
少しゾクっとするホラーな部分と切なくて悲しい部分と。
ラストは救われて良かった・・・という安堵感。
この話を読んだら玉雪が弥助を可愛がる気持ちにも共感です。
四話目、千弥と月夜公の因果過去。
白嵐の友(雪耶)への思いが切なすぎる(T_T)
2人の間にあんな過去があったなんて。
今は少し関係がいびつだけれど、でもまた会話がし合える(?)関係になれて良かったと思う。
そして公募で選ばれた妖し(=忘(ぼう))が登場する五話目。
“忘”によって記憶を取られた弥助。
自分の事を忘れた弥助を見てショックを受ける千弥。
その取り乱し方と傷心っぷりは読んでて辛かった。
覚によって忘が救われて、弥助も記憶が戻ってホッと一安心。

これまで語られなかったキャラクター達の事情や思いが知れるお話ばかりでホント、面白かったです!!
またどの話も続きが読みたいなーって思わされる物語でもありました。

次巻ではまた新しいキャラクター(妖し)が登場するとか。
という事はまだまだこのシリーズが続くって事!!
嬉しいっ!!

自己評価は文句なしの★5つ!!

(読了日:2017.3.14)
*****
シリーズ既読感想
【デジタル版】うそつきの娘(妖怪の子預かります2)
妖怪の子預かります

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