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BL小説「累る-kasaneru-」(凪良 ゆう) [感想・小説(BL)]


累る-kasaneru- (プラチナ文庫)

累る-kasaneru- (プラチナ文庫)

  • 作者: 凪良 ゆう 画:笠井 あゆみ
  • 出版社/メーカー: プランタン出版
  • 発売日: 2015/10/13
  • メディア: 文庫

お気に入り度:★★★★☆
(2015.10月刊行)

発売当初に作家買いしてました。
凪良作品らしからぬ笠井あゆみさんの美しいけれどエロいカバーイラストにまずビックリした記憶があります^^;
あらすじから感じる雰囲気といい(“虐待”という文字があるし)、チラリと見たレビュー評価が、限りなくダーク(エグいらしい)という声が多くて、凪良さんの本なのに、なかなか読む覚悟が出来なかった理由、分かってもらえたかしら^^;

内容(あらすじ)はこんな感じ。。。

異母弟の奏人を母の虐待から庇い、夢に魘されると共に眠り宥めてきた七緒。ふたりが大学生となった頃、奏人から恋情を告げられ戸惑うが、七緒もまた彼が愛おしかった。けれど、夢を見た。奏人の夢と共通点があるようだが、徐々におぞましく苦痛に満ちていく夢。奏人に抱かれている時だけは、それから逃れられた。なのに夢が進むにつれ、恐ろしい疑念がこみ上げてきて…。

重い。。。
重いわ。
レビュー評価に偽り無かった。
よく頑張ったよ、私。←読むのを・笑

でもある程度、覚悟の上で読んだせいか、思ってたよりは読み進められました。
それでも、何もかも悲劇にしか進んでいかない主人公の2人の過去を読むのはキツかった。
しかもそんなに大昔の出来事じゃないだよね。昭和初期とか。
仕打ちが酷すぎるよ><

今、再び、同じ時代に生まれ変わって、そしてまた出会う事が出来てホント良かったなって思う。
これでようやく2人で生きていける事に安堵を感じながらも、それでも何もかも流せてハッピーエンド♪♪♪って思えないのは“秘密”という陰りがあるからなのかな。
前世と現世の因果を背負いながらも、現世では絶対に離れず幸せに生きていって欲しいと思います。

主人公・七緒と奏人に対してはとても優しい気持ちで読めるのだけれど、この2人の父親のダメっぷりは逆にあっぱれだったな。
女性にだらしなく、子供達に対しても責任感があるようでない。
そのくせ、2人の関係を父親面して批判してる。
最低ーっ。
奏人への虐待は絶対許せないけれど、七緒の母親視点に立つとあの夫に対して、妻として女性として、同情してしまう部分もある。
最期も救われない。
七緒達の“秘密”は、父親のせいでもある気がするのだけれど。

そうそう。
カバーイラストでどんなけドロドロなエロなんだ!?って思っちゃったけれど、心配してたほどの私の苦手な苦痛描写が無くて良かったです。
(あらすじを読むと編集者さんの助言があったとか。)

でもやっぱり他の作者さんの本なら手放した作品かも。。。^^;
大好きな凪良さんの本という事で★4つ。そしてこのまま本棚にしまっておきます(苦笑)

(読了日:2017.3.3)

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BL小説「窓辺のヒナタ」(朝丘 戻) [感想・小説(BL)]


窓辺のヒナタ (ダリア文庫)

窓辺のヒナタ (ダリア文庫)

  • 作者: 朝丘 戻  画:yoco
  • 出版社/メーカー: フロンティアワークス
  • 発売日: 2017/02/13
  • メディア: 文庫

お気に入り度:★★★★★
(2017.2月刊行)

作家買い。
とは言え、最近、朝丘さんの本、あまり買ってなかったなー。
朝丘さんの物語って限りなくバッドエンドに近い締めくくりもあるので何でもかんでも買い・・・っていうのがちょっと怖いんだなー^^;
レビュー読んでから決めたりして。
でもこの作品は「坂道のソラ」のスピンオフと知り、即買いしました。

あらすじ。。。
この暗い所から解放してくれる、空みたいな人だった――。
高校生の日向は家族にゲイだとばれ、継父から冷たい仕打ちを受けていた。 自分の存在価値と将来に希望を見いだせずにいながらも明るく前むきに努力していた日向。そんなある夜、SNSで「シン」という男性と出会い、女の子だと勘違いされてしまう。シンの優しい人となりに惹かれてしまった日向は、どうしても本当のことが告げられず……。


もぅ切ない!
切ないよっ!!
ホント、朝丘さんらしい切なさがいっぱい詰まった物語でした。
いちページ、いちページ、日向と新の心情が痛いほど伝わってきて、分厚いページ数だったけれど一気に読んじゃった。
これ、バットエンドじゃないよね???なんて、2人の行く先がハッキリ感じられるまでドキドキしながら読んでました。

SNS上で偶然知り合った「シン」という男性に惹かれていく気持ちを押えきれず、女の子だと勘違いされたまま接していく「ヒナタ」。
「ヒナタ」が男の子だと分かった時「シン」がどういう態度を取るのか心配でした。
「ヒナタ」が傷つかないように。。。
願いながら読んでたのですが、日向の本当の姿に最初こそ驚きはしたものの新はとっても紳士でした。
ホント、SNSで皆んなが「シン」に対して“ほとけさま”ポーズを取っちゃう気持ちが分かるくらい(笑)

両思いになった後もそのまんまの気持ちでお互いを大切にし合っているのがとても良かったです。
大切に思うからこそ、これ以上深入りできない、綺麗なままの「思い出」になろうとする気持ちがとても切なくて。
でも、きっとそれぞれが持つそんな不安感は、これから先、良い意味で幸せを創る糧になるんだろうと思った。
カバーイラストのように、静かに寄り添いながら温かい時間を2人で過ごしていくんだろうと想像できて、とても優しい気持ちで読み終える事が出来ました。

途中までは日向の家庭環境が・・・というより義父の言動がヒドくて、読んでてホント、気分が悪かったけれど、でもこういう人っているよなーって思ったりもした。
自分の常識枠に嵌らないモノに対して、頭ごなしに毛嫌いし偏見を持つ人って。

でもそれ以外は日向の実母も友達の忍も、SNS上のトーク仲間も。
皆んな日向に優しい人ばかりで救われた。
義弟も。
いつか分かり合える日が来る気がする。
てか、忍とのスピンオフって有り?(笑)

新側の仕事や仲間の環境はちょっと複雑。
しかし「タナ」(棚橋)にはビックリだ(笑)
なんちゅーヤツだって思ったけれど、結局、もっと戦い合いたかったのに新が早々に試合放棄してしまって、その感情をどういう風にぶつけていいのか分からなかった末の行動って感じだったね。
結果的には許せるキャラだった。

前作「坂道のソラ」の2人がどういう風に登場してくるのかなって思ってたけれど。
ココでかー(笑)
変わらず仲良しさんで良かったです^^

“アニパー”のキャラが可愛いね。
ホントにあったら覗いてみたい^^
SNSってやった事ないけれど、こういう感じなのかーっていう雰囲気だけは掴めました(笑)

(読了日:2017.2.23)
*****
シリーズ既読感想
坂道のソラ

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BL小説「横顔と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇~」(一穂 ミチ) [感想・小説(BL)]


横顔と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇~ (ディアプラス文庫)

横顔と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇~ (ディアプラス文庫)

  • 作者: 一穂 ミチ 画:竹美家 らら
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2017/02/10
  • メディア: 文庫

お気に入り度:★★★★☆
(2017.2月刊行)

シリーズ“イエスかノーか半分か”のスピンオフ作。
物語はすっごく良かったのだけれど、正直、深も竜起も私の萌えキャラではなかった、という意味で★4つ。
でも2人共とても好ましいキャラクターではありました。
面白かったです!

物語の内容(あらすじ)。。。

人気バラエティ番組「ゴーゴーダッシュ」でADを務める深。同局の夜ニュースの現場にも入ることになり、スポーツ担当のアナウンサー・皆川竜起と知り合う。竜起はやけに声が大きく強い目をした男だった。苦手なタイプのはずなのに、生き生きと喋る竜起から深は目が離せなくなる。心酔するP・栄のもとで大好きな「ゴーゴー」に関わっていられれば幸せだった深だが、竜起はぐいぐい距離を縮めてきて…?

シリーズ通して言える、真剣に仕事に取り組む主人公達の様子はとても読み応えがあって面白かったです。

経験した事のないテレビ局の裏側ですが、半端な気持ちではやっていけない、それこそ生きるか死ぬか・・・的なプレッシャーと日々戦っている感じがビンビン伝わってきました。

その空間を楽しめているのが竜起。
すっごくクセがあるタイプ、でも掴みどころがない。
シリーズ本編で、本編の主役である国江田計にどういう風に絡んでいたのかいまいち思い出せないんだなー。
まぁ思い出せなくても十分に楽しく読めました。

栄プロデューサーにパシリ扱いされても、栄の側に居られる事に生きがいを感じ、自己主張しない深。
栄への感情ってどういうもの?なんて思いつつ読んでたけれど、恋愛ってワケではない感じ。
それに内気なのかと思いきや、そうでもない。
過去に経験した苦い思いがそうさせているだけで、現に竜起に対して印象悪かったので、最初からポンポン言い合ってる。
天邪鬼だったりするし。
これが本来の深なのかも。

何でもスマートにこなし、誰とでもしゃべって仲良くなる。
自分と真逆の竜起に最初こそ不快感を持った深だったけれど、徐々にその積極さや自己主張する強さに惹かれていく。
深の感情の揺れや変化って良く分かったのだけれど、竜起が深に惹かれていった過程がいまいち分かりづらかったのが残念。

それでも2人が少しずつお互いを認め合って、少しずつ自分の感情を受け入れていって、そして歩み寄っていく流れを読むのはとても良かったです。
竜起が初めて“緊張”という感情を自分自身で感じた場面も好きだったな。
普段、ヘラヘラしてるようで傷付くとこはやっぱり傷ついていたんだなーって感じられると、竜起に対して途端に愛着沸いてきたりして(笑)
2人共、魅力的なキャラクターです。

正直、栄に対してはあまりにもワンマンすぎて最初の方は読んでてちょっとしんどかったけれど。
でも最後はそんな彼が洩らした本音にジーンとしちゃったよ。
栄も苦しんでいたんだなって・・・。

ファンサービス的な計と潮の登場は、ありがとうございますっ!って感じ(笑)
計のストレートな毒舌はやっぱり笑える。
この2人も変わらずずっと仲良しのままで嬉しかったです^^

やっぱり竜起が計にどういう風に絡んでたのか思い出したいので今度、本編を読み返してみようと思います^^
スピンオフ含むシリーズの続き、これからも読めるといいな^^
竹美家ららさんのイラストも素敵でした♪

(読了日:2017.2.17)
*****
シリーズ既読感想
おうちのありか~イエスかノーか半分か 3~
世界のまんなか~イエスかノーか半分か 2~
イエスかノーか半分か

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BL小説「薔薇王院可憐のサロン事件簿 愛がとまらないの巻」(高岡 ミズミ) [感想・小説(BL)]


薔薇王院可憐のサロン事件簿 愛がとまらないの巻 (講談社X文庫)

薔薇王院可憐のサロン事件簿 愛がとまらないの巻 (講談社X文庫)

  • 作者: 高岡 ミズミ 画:アキハルノビタ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/02/03
  • メディア: 文庫

【あらすじ】
「僕、宇堂さんが好き。大好きなんです」日本では無敵の富豪・薔薇王院家の末っ子として生まれた可憐は、両親と四人の兄から溺愛され、天使の容貌に穢れを知らない心の持ち主だった。 最近、可憐にはある思いが募りつつあった。それは、年上の恋人・宇堂将敬と家族になりたい。いつか結婚したい!というものだ。宇堂との結婚を目指す可憐だが家族は反対、宇堂もいい顔をしなくて!?

お気に入り度:★★★★★
(2017.2月刊行)

面白かったー!!
やっぱりこのシリーズ、好きだ。

可憐ちゃんの宇堂さんへの思いは、第三者から見るとおままごとのような感じなのだけれど、何だろう。
ホントに一所懸命で、ホントに宇堂さんの事が大好きで、っていうのがジンジン伝わってきて、一緒になってキュンキュンしちゃう。

根っからの箱入りお坊ちゃんの御曹司なのに、自分の足で歩いていこうとする可憐ちゃんの強さにも好感持てます。
皆んな可憐ちゃんが好きになる・・・っていうの、何だか分かるなー。

いろんな設定のBLがあるけれど、こういう究極のお坊ちゃまのお花畑のようなフワフワとしたのんびりとした時間を共有させてもらえるBLもいいなって、改めて思いました^^

結局タイトルにある事件簿らしい事件って無かったじゃないかーってツッコミを入れたくなりますが、でも可憐ちゃん視点では、宇堂さんとの出会い含めて、これまでの出来事全部が良い意味の“事件(=刺激)”だったんだなーって思います^^

これで完結なのがすごく寂しい。
でも寂しいって思える状態で終わるのも余韻があって良いのかな。
また機会があれば可憐ちゃんに会いたいなー^^

挿絵のアキハルノビタさんのイラストも物語に合っていてとってもキュートで素敵でした^^
最後の可憐ちゃんがムクレているイラスト、可愛かったです!!
可憐ちゃん、意外にしっかり者の奥様になりそうですね^^

(読了日:2017.2.13)
*****
シリーズ既読感想
薔薇王院可憐のサロン事件簿 3 王子様、現れる!の巻
薔薇王院可憐のサロン事件簿 花嫁求ムの巻
薔薇王院可憐のサロン事件簿

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BL小説「ロマンス、貸します」(小林 典雅) [感想・小説(BL)]


ロマンス、貸します (ディアプラス文庫)

ロマンス、貸します (ディアプラス文庫)

  • 作者: 小林 典雅 画:砧 菜々
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2016/12/14
  • メディア: 文庫

【あらすじ】
イケメンすぎて子供の頃から損ばかり、恋もしばらくはしなくていいと思っていた高秋。ある日、従兄の人材派遣会社に依頼に来た男性のたっての希望で、社員でもないのに彼の友人役を務めることになる。きれいな顔して無表情で口下手なその男性・諒と逢瀬を重ねるうちに、彼の求めるものが『友人』でなく『レンタル彼氏』で、高秋を指名したのは手ひどくふられた前の恋人を見返すためだったと判明し…!?

お気に入り度:★★★★☆
(2016.12月刊行)

作家買いです。
あらすじから想像するして、個人的にはあまり身体から入るBLって好きじゃないので大好きな典雅さんの新刊といえど、少し身構えて読み始めました。
・・・何かいい意味で全然違った。

一見チャラ男の印象を受ける高秋が思ってた以上に誠実で、依頼された諒にとても親身になって接していきます。
しかも全然カッコ付けてなくて親しみやすい青年でとても好感持てました。

一方、諒も言動が堅苦しいだけで中身はすっごく可愛い青年です。
でもその堅苦しさが時代錯誤風で面白くて。
元カレ、ヒデー奴!!って思ったけれど、話が進むにつれ、そこまで性悪なヤツでもなかったかな。
最後まで楽しく、心地よく読めました。

いつもの典雅節は同時収録の方で炸裂してましたね(笑)
何度も爆笑しそうになりました。
面白かった!さすがですっ!!

とにかくお互い相手を大切に思い、キチンと向きあって付き合っていこうとする2人の姿勢がいいなー。
これからもっともっと幸せな時間を育んでねって感じでハッピーな気分で読了です♪

エロ濃度は高め。
回数は多くないけれどページ数が多かった(笑)

(読了日:2017.1.31)

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BL小説「闇を呼ぶ声-周と西門-」(凪良 ゆう) [感想・小説(BL)]


闇を呼ぶ声 -周と西門- (プラチナ文庫)

闇を呼ぶ声 -周と西門- (プラチナ文庫)

  • 作者: 凪良 ゆう 画:梨とりこ
  • 出版社/メーカー: プランタン出版
  • 発売日: 2017/01/12
  • メディア: 文庫

【あらすじ】
憑いた霊を引きはがす呼児の周には、それを彼岸へ封じる戻児で唯一の対でもある双子の妹がいた。その妹を亡くして以来、周は力を使おうとせず鬱々と生きている。突然同居することになった親戚の西門にも、胡散くささしか感じなかった。けれど、胸中の痛みを覗かせる彼の言葉は、周の心をほぐしていく。戻児である西門と仮の対となり、妹の死に繋がる怪異を追ううちに周は…。

お気に入り度:★★★★★
(2017.1月刊行)

凪良さん好きで作家買いです。
今作はオカルト色濃い物語でした。
怖い話、苦手なのだけれどね^^;
凪良さんの文体はやっぱり読めば読むほどグイグイ引っ張られていって読み入ってしまう。
物語的にはすっごく面白かったです。
推理サスペンス風で、誰が、どういう理由で、っていうのが気になって、気になって。
謎がどんどん解けていくと、最初から伏線張り巡らされていたなーって。
しっかり回収されていくあたり、さすが凪良さんって感じでした。
ただ、空って子の行く末が気になって。
この先、ヒドい目に遭わず少しでも幸せになりますように・・・なんて願ってしまったよ。

BL的には正直、途中経過。
あれれ、これで終わっちゃうの?って思ったけれど。
あとがき読んで、続き物って分かり納得です。

周と西門の完全ハッピーエンドを読みたいので応援します!!
続編の発売、楽しみに待ってますよ~!!
・・・って西門、関西弁のせいか、私の脳内では中井(和哉)くんの声で読んでました。
イメージ、ピッタリだと思うのだけれど。

梨とりこさんの絵も物語にピッタリで、とても良かったです^^

余談ですが。。。
本編の怖い展開以上に、私は凪良さんのあとがきの出来事の方が
怖かったです~><

(読了日:2017.2.6)

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BL小説「【デジタル版】ファクトリー! 香鹿と糸島の場合」(阿賀 直己) [感想・小説(BL)]


ファクトリー! 香鹿と糸島の場合

ファクトリー! 香鹿と糸島の場合

  • 作者: 阿賀 直己 画:ぱち
  • 出版社/メーカー: ルナマリア
  • 発売日: 2014/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

【あらすじ】
香鹿優人は、アルバイトで生計を立てながらバンドでのメジャーデビューを夢見る優しく気遣い屋のいたって普通の青年だ。ある日、彼が働く糸島塗装興業に副社長の息子、糸島薫が現れる。イケメンと形容できる容姿にかかわらず、暗く無愛想で仕事もできず、パートのおばさんたちに煙たがられる糸島が香鹿は気 になって仕方がない。 頑なに心を閉ざしていた糸島だったが、香鹿の甲斐甲斐しい努力 の末、少しずつ心を開き始める。そんな折、香鹿はバンドのメンバーが二人脱退し、そのうちの一人が別のバンドでメジャー デビューするという話にダメージを受け、部屋に遊びに来た糸 島を衝動的に押し倒してしまう......。

お気に入り度:★★★★★
(2014.4月刊行)

ずっと気になっていた作家さん。
今作、初読みです。

もっとリアルな切り口でシビアな話を書かれるのかなって思って覚悟していたけれど(そういうBLは苦手なので)とてもソフトで温かい物語でした。
読了感想は“読んで良かった!”です。

香鹿視点、パートの女性・風子視点、糸島視点の3作。
どの視点の話も何かどこか共感できる部分があって読み心地良かったです。
特に糸島が徐々に香鹿に心を開けていく様子がとても丁寧に書かれてあって、何度も胸の奥がギュっとなりました。
香鹿の言う「わーっとなる」っていう表現、すっごく伝わってくる。
もうこの表現だけで糸島への愛おしさが全部詰まってる感じです。
そんな香鹿の思いを十分に感じながらも、これまでの生きてきた環境や経験からなかなか前に進めない、逆に怖くなって後退していしまう糸島が切なくて。
ホントは香鹿の事、好きなんだけれどなー。
好きだからこそ。。。か。
この2人どうなっちゃうのかなぁってドキドキしながら読んでたのですが、香鹿の一途な思いが勝利した結末でホント、良かった!!
ホッとしたよ。

2人のその後の話がさらに微笑ましくて^^
幸せいっぱいの読了でした。

BLに女性視点はいらないよって思ってたけれど、風子の話は良かったです。
平凡な日常の中で、自分がウキウキ出来る事、何か持ってないとね^^
彼女はきっと告白はしない。離婚もしない。
ポヤンとしてるけれど、根は強い女性だと思うから。

この作家さんの新作も読んでみたいって思ってます^^

(読了日:2017.1.26)

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BL小説「やさしい鬼とひとつ屋根」(安曇 ひかる) [感想・小説(BL)]


やさしい鬼とひとつ屋根 (幻冬舎ルチル文庫)

やさしい鬼とひとつ屋根 (幻冬舎ルチル文庫)

  • 作者: 安曇 ひかる 画:街子 マドカ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/11/25
  • メディア: 文庫

【あらすじ】
史遠には、人に紛れて暮らしている鬼たちの角や牙が見える能力がある。旅先で出会った青年・左維とやんちゃな楽も鬼だったが、ひょんなことから彼らと同居することになった史遠は気づかぬ振りをしていた。自分の能力を鬼たちに知られるのが怖かったから。優しい左維に惹かれるにつれ、彼に忘れられない人がいるらしいことが辛くなる史遠だが?

お気に入り度:★★★★★
(2016.11月刊行)

作家買い。
安曇さんらしいほんのり切なくてじんわり温かい物語でした。
安曇さんのBLってあまり嫌悪を感じる人って登場してこないので安心して読めるのもいいです。
(あ、でも何か変なモブキャラ、出てきてたな(笑))

今作は主役の史遠と左維以上に主役を食ってた“楽”の存在がすっごく良かった!!
ちょっと小生意気なところも含め、子供らしい明るさや元気さが満点でとにかく可愛いかった!!
楽が“消えて”いった時は思わずホロリとしちゃったよ。

史遠と左維の過去も切ない。
きっと史遠は“生まれ変わり”だと読んでて分かるのだけれど過去に引き裂かれた真実が泣ける。

長い長い気の遠くなるような時間を待って、ようやく再会できた史遠と左維。
これからの未来を、鬼の人生よりはるかに短い“人間”として生きる道を選んだ史遠と左維の思いにまたジーンとさせられた。
これからも楽と3人で幸せを存分に味わって生きていって欲しいと思った読了でした。

(読了日:2017.1.13)

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BL小説「憎らしい彼 美しい彼2」(凪良ゆう) [感想・小説(BL)]


【Amazon co.jp限定】憎らしい彼 美しい彼2 書き下ろしショートストーリー付き (キャラ文庫)

【Amazon co.jp限定】憎らしい彼 美しい彼2 書き下ろしショートストーリー付き (キャラ文庫)

  • 作者: 凪良ゆう 画:葛西リカコ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/12/16
  • メディア: 文庫

【あらすじ】
ずっと憧れ崇めていた清居と、同棲生活を始めることになった平良。こんなに幸せだなんて、神様の采配ミスなんじゃ……!?若手俳優として頭角を現し始めた清居を、公私ともにストーカーして追いかける毎日だ。そんな時、大学の撮影サークルの縁で、業界屈指のカメラマン・野口のアシスタントに抜擢されることに!!ドラマの仕事も決定し、忙しくなるばかりの清居とすれ違いの日々が続き…!?【Amazon限定書き下ろしショートストーリー付き】

お気に入り度:★★★★★
(2016.12月刊行)

「美しい彼」の続きです。
この話、大好きだったので彼らのその後が読めてすっごく嬉しかった。

相変わらずというか、ますます清居崇拝度が増してる気がする平良のナナメ上をさらにナナメ上いく奉りっぷり&ネガティブな考えが面白くて。
それに振り回される清居の本音表現が不器用ながら、平良にどっぷり惚れてる感がすっごく可愛くて。
ホント、平良ってある一面は自分に自信なくて弱弱しいのに、清居の事になると無自覚なオレ様だなー。
ホント好きだ、この2人!!

ショートストーリー目当てでAmazonで予約。
そのSSの清居がまた可愛くて^^
チビっ子従兄弟、いいぞ!!

凪良さんの書かれるお話のカップル達は皆んな大好きだけれどこの2人は格別かな。
ある意味ずっと“このまま”で(笑)、ずっと一緒に幸せでいて欲しいです^^

(読了日:2017.1.6)
*****
シリーズ既読感想
美しい彼

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BL小説「フェア・プレイ」(ジョシュ・ラニョン) [感想・小説(BL)]


フェア・プレイ (モノクローム・ロマンス文庫)

フェア・プレイ (モノクローム・ロマンス文庫)

  • 作者: ジョシュ・ラニョン 画:草間 さかえ 翻訳:冬斗 亜紀
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2016/12/14
  • メディア: 文庫

【あらすじ】
FBIの元同僚で恋人のタッカーと過ごしていたエリオットは、深夜実家焼失の知らせで叩き起こされた。火事は放火だった。 父・ローランドには回顧録の出版をやめろという脅迫が来ていたという。エリオットはローランドを家に避難させるが、散歩中をクロスボウで狙われるーー。タッカーは珍しく携帯の電源を切り、家に帰ってこなかった。彼は何かを隠している……。待望の「フェア・ゲーム」続編!!

お気に入り度:★★★★★
(2016.12月刊行)

「フェア・ゲーム」続編が嬉しい。

そしてエリオットとタッカーの仲が良いままでホッと一安心^^
(ラニヨンさんの別シリーズの2人はなかなかくっつかなかったので・笑)

事件はエリオットの父親が絡んできて、解決に向かうまで何転もする。
ラニヨンさんの書くサスペンス。
やっぱり面白いんだなー。
それに加え、前作のサイコパスも物語に絡んでくる。
(こいつがホント、怖かった><)

タッカーの生い立ちとか詳しく覚えていなかっただけに、思いのほかタッカーは孤独な人生を送ってきたんだと改めて感じた。
それゆえにエリオットを大切にする思いが優しくて、タッカー、かっこいいなーって思いながら読んでました。

サイコパスの件がまだ完全に解決してない流れなので、続きがあれば是非翻訳出版して欲しいですーっ!
でもサイコパスが再登場してきたら、かなり怖い展開になりそうだけれど^^;

日本のBLとは全然雰囲気が違うこのMM文庫。
日本のBLももちろん好きだけれど、MM文庫も大好きだーっ!

(読了日:2016.12.28)
*****
シリーズ既読感想
フェア・ゲーム

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