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BL小説「私立櫻丘学園高等寮」 (橘紅緒) [感想・小説(BL)]


私立櫻丘学園高等寮 (SHYノベルス135)

私立櫻丘学園高等寮 (SHYノベルス135)

  • 作者: 橘 紅緒 画:北畠あけ乃
  • 出版社/メーカー: 大洋図書
  • 発売日: 2005/06/27
  • メディア: 新書


移行前のブログ記事です。
記事を編集していたら、この作品、また読み返したくなってしまったー!

【あらすじ】
「俺と、つきあってくれないかって頼んでるんだ」私立桜丘学園高等寮で暮らす烏丸旭には、その気になった男を弄ぶという悪い噂があった。そんな旭の前に、端正な容姿と雰囲気から王子と呼ばれ、憧憬される寮生・伊達洸貴が現れる。それまで誰とも均等な距離を保っていたはずの伊達だったが、旭には好意を隠すことなく接してくる。初めは伊達を避けていた旭も、少しずつ頑なだった心を溶かされ、やがてつきあうことになるのだが…!?恋するせつなさ、苦しさ、喜びを綴った物語をあなたに―。

【ワタシの感想(ネタバレあります)】

橘紅緒さんの作品を読んだのはこの作品が初めて。・・・というか、これが商業デビュー作のようです。
独特な世界観で透明感が全体的に漂っていて、とても感動的な作品でした。
映画に例えるなら、景色の綺麗な風景が画面に広がる中で、物静かに時間が流れているイギリス映画のお話を観ているような感覚・・・。その静かな時間の経過の中で起こる起承転結。
とにかく読み終わった後のじんわり感。思っている以上にこの作品にハマってしまっているのを自覚してしまいました。
一度読み終わった後、すぐにまた一ページから読み返しました。

感覚的な作品だと思うので、読み返せば読み返すほど、登場人物達の感情、言動がより一層深まってくる気がします。

この本は最初、イラストに惹かれ、そして学園、寮もの・・・という事で、読んでみたのが始まり。
なので、最初、あらすじを読んだ時、何か矛盾を感じてました。
なんでだろう。遊び人(というウワサ)の烏丸旭が、“誰とも均等な距離を保っていたはずなのに伊達を避ける”???
ん?どういう意味じゃ!?逆じゃないのか・・・?って。
でも、物語を読んでみると、烏丸旭の「噂」の意味、「誰とも均等な距離を保つ」意味、いろいろ奥深いものがたくさん絡みあっていて、あらすじの意味が理解できました。

とにかくじんわりと物語が進んで、気がついたら、じんわりと仲良くなっていて・・・。
伊達の、烏丸に対する心理描写も特別オーバーに描かれていなのに、烏丸をとても大切に思っている・・・というのがすっごく伝わってくるのが良かった。
でも実は、ワタシは最後まで伊達の、烏丸への思いを最後まで疑っていたんですが・・・^^;
ある事が明るみになって、烏丸が誤解して、それは本当に誤解だったのだけれど、ワタシは最後までドキドキでした^^;また烏丸が裏切られるんじゃないのかって。
心配無用だったけれど(笑)

他の寮生達の個性も2人の流れに上手く絡みあって良かったな。
特に烏丸のルームメイトの三尾は可愛かった^^(三尾がメインのお話もあるので読みたい!)
ずっと心を閉ざしていた烏丸に「何だかんだ言いながらも、皆んないいヤツじゃん」って思わず心の中で呟いていました(笑)

烏丸と伊達の出会う雨のシーン、伊達が烏丸に告白するシーン、そして伊達に裏切られたと思って自暴自棄になる烏丸に「どうでもいいなんて言わないでくれ」と話すシーン・・・。
物語は淡々としているのに、読み終わると、どのシーンも強く記憶に残っている。BLとしても、小説という分野でも良作です。

きっと、この先、また気がついたら、何度も読み返してるだろうなぁ(^^)
それくらい大好きになったお話です。

◆『私立櫻丘学園高等寮』のショートストーリーが読めます。

私立櫻丘学園高等寮 (SHYノベルス135)

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コメント 3

まるこ

》sayayaさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2010-06-18 22:57) 

まるこ

》瀬木あおいさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2010-06-18 22:57) 

まるこ

》Mayu-3さん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2010-06-20 12:50) 

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