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BL小説「愛ときどき混戦」 (たけうち りうと) [感想・小説(BL)]


愛ときどき混戦 (講談社X文庫―ホワイトハート)

愛ときどき混戦 (講談社X文庫―ホワイトハート)

  • 作者: たけうち りうと 画:真生 るいす
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/04/06
  • メディア: 文庫


たけうち先生の作品が好きだったのと、真生先生の絵が好きだったのとで少し前に購入したまま積み本化してしまっていた本。
ようやく読む順番になり読み終えました~♪

【あらすじ】
君に恋した僕は幸運です! ときに切なく、ときに笑えて。いつだって恋は思いがけないところからやってくる!? 資産家の家に生まれ、美貌に恵まれ、ゆえに勝ち気でときに冷淡でさえあるエリートサラリーマン門脇周(かどわきしゅう)。男らしい外見に、センスのよい家で塾を開いて自分らしさを大切に暮らし、大人の男の余裕を感じさせる三日月広司(みかづきひろし)。生まれた環境も違えば価値観も違うこのふたりが、あるアクシデントによって、恋人以上に親密な関係に!?奇跡みたいなスペシャル・ラブ!


【感想(ネタバレあり)】

ものすごく面白かったーっ!!!
たけうち先生の作品ってBLの要素を入れながらもその辺はとても上品な表現で、でも心境的な部分はものすごく萌え~って感じで、すごくワタシ好みの作風なんです^^
このお話もそんな感じでした。

お金持ちの家の子で何不自由なく我侭放題に育った門脇周と、地味な生活ながらも自分の生き方を大切にし、大らかに生きている三日月広司があるアクシデントがキッカケで心の部分だけ入れ替わっちゃうっていうお話。
一瞬、昔観た「転校生」っていう映画を思い出しました。
あれのBL版という感じかな。

我侭な部分もたくさんあるのだけれど、お坊ちゃんらしい楽天家ぶりな部分もあって憎めない周。
広司と入れ替わる事によって、自分自身を客観的に見つめ直し、いろいろな部分で思いやりに欠けていた自分に反省し始める周の心の成長がとても丁寧に描かれて、とても良いんです。
同じく入れ替わってしまった広司にも多少の動揺はあるものの、彼はもともと大らかで現状を受け止める精神的余裕があるので周に比べるとものすごく大人に見える。
2人の精神的バランスが妙に面白くて、微笑ましくて・・・^^
何度も噴出しそうになる場面もありました^^

だからと言って入れ替わりドタバタ喜劇じゃなくって、周は周の、広司には広司のそれまでの恋愛事情があり、入れ替わった状態のまま、それぞれにピリオドが打たれるわけだけれど、それはそれで切ない。
短い場面、短い会話の中で、広司が前園(モトカレ)との時間をどれだけ愛しいと思っていたか、ケンカばかりだったけれど、周とみゆき(モトカノ)との時間の様子、そして前園やみゆきが別れを決意する心境も、読みながら納得しながらもやっぱり切ないんです。
心が入れ替わってしまった事によって、そういう痛みや悲しみが感じれるようになった周の心にじんわりさせられます。

最後はどういう風に“元に”戻るんだろうって思っていたけれど、なるほどっ!!でした^^
周の甥っ子・祐介で始まり、祐介で締めくくられるトコがニクイなー^^
周のちっちゃい版みたいな祐介の存在もこの物語の中で光っていたよ^^可愛かった!

最初から最後まで、ずっと楽しい気持ちで読めました。
やっぱりたけうち先生のお話って好きだなって改めて感じた作品です。

欲を言えば、元に戻った2人の時間をもう少し長く共有(読みたかった)したかったなー^^
愛ときどき混戦 (講談社X文庫―ホワイトハート)

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コメント 3

ケンケン@

「転校生」は昔見ました^^
ああいうシュチュエーションには憧れます(笑)
by ケンケン@ (2010-09-15 19:51) 

まるこ

》ケンケン@さん
nice!とコメントありがとうございます。

こういうシチューションの物語はあれからも
たくさん描かれているけれど、やっぱり「転校生」は
その原点ですよね^^
by まるこ (2010-09-15 22:15) 

まるこ

》瀬木あおいさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2010-09-15 22:15) 

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