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BL小説「酷いくらいに」(高遠琉加) [感想・小説(BL)]


酷いくらいに (ガッシュ文庫)

酷いくらいに (ガッシュ文庫)

  • 作者: 高遠 琉加 画:麻生ミツ晃
  • 出版社/メーカー: 海王社
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 文庫


【あらすじ】
料理人見習いの瀬名広見は、兄の恋人だった愁藤秋をひそかに想っている。不幸な事故で家族と足の自由を失いながらも穏やかで優しく、懸命に生きている秋。片思いのままでもずっとそばにいて、彼の笑顔を守っていけたらいい。そう思っていたはずだったが、秋とあたたかい時間を重ねる中、愛しさとともに歪んだ欲望も募り――。せつなく愛しい年の差ラブ。(Gushnetより)


【感想(ネタバレ注意)】

切なさ、寂しさ、悲しさ、温かさ、愛おしさ・・・全部がつまった作品。
さすが高遠先生!すっごく良かったなー^^
何度も涙腺が緩みそうになり、何度も胸が締め付けられそうになり、読後はすっごく幸せ感でいっぱいになりました!

犬のコーデリアの存在も(特に2作目)大きかったね。
あの事故の後、もしもの事があったらどうしようってドキドキしながらページを捲ったよ><
(うーやっぱり犬も飼いたい!!・笑)

でも物語もこの辺りが一番胸がギュってなったかも。
それまでの秋って自分の今の現状や環境にあまり不満を漏らす場面が無く、どちらかというと気丈に穏やかに振舞っていた印象だったけれど、本当は自分自身の事故の後から、ずーーーーっと。
心の奥底では不安とか恐怖とか寂しさとか無力さとか・・・いつもいつも戦っていたんだろうなって思った。

広見がもし離れてしまっても、コーデリアがいる。
コーデリアさえ居てくれれば・・・と思っていた矢先にコーデリアが瀕死の事故に遭い、その瞬間から、ずっとおびえていた世界に陥ってしまう。

自分自身の葛藤と戦う秋。
がんばれ!秋!!
広見に助けを求めるんやーっ!!
・・・って、ずっと心で叫びながら読んでしまいました^^;

そして「本当の自分」にやっと素直になれた秋。
すぐに飛んできた広見。
やっぱり広見は良い男だ!!

一時は気まずくなって距離を置いたけれど、結果的に2人にとってはそれが良かったんだなって思えた出来事でもありました。
そう思うにはあまりにも大きすぎるアクシデントだったけれどね><
とにかくコーデリアが犠牲にならずに済んで良かった!!

人生初の挫折を味わった克至。
憎まれ役な存在だったけれど、なんか憎めなかったな。
確かに最初は完璧すぎてヤなヤツやなって思っていたけれど、最終的に秋に振られてしまう克至は何だかとてもとても“小さかった”。
“性格のいい人間は皆んな広見を好きになる”・・・。
克至の本音が克至の心の寂しさを感じてしまった。。。
これからの克至の人生にも幸あれっ!!

でも、広見が誰からも愛されているというのって何だか分かる。
言う事を聞かない、手が掛る子って、ある意味、“自然体で生きている”“正直に生きている”証拠なんじゃないかなーって思うわけで。
上手く言えないけれど。
自然体で生きている人間ってやっぱり誰もが羨ましいし憧れてしまうし、惹かれちゃうよ。

秋と広見・・・この2人、これからもずっと一緒でいて欲しいって願うよりも前に、そんな心配もする事なく、ずっと一緒だろうなって気がする^^
何だかすっご安心感持って読み終えました。

で。
最後に高遠先生のあとがきを読んで、広見が働いているレストランが実は“あのレストラン”と知って、もう一度読み直しちゃったよ(笑)
彼らも変わりないようで安心しました(=^^=)
酷いくらいに (ガッシュ文庫)




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コメント 3

まるこ

》dendenmushiさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-01-21 16:54) 

まるこ

》瀬木あおいさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-01-21 16:54) 

まるこ

》あいか5drrさん
nice!をありがとうございます。

by まるこ (2011-01-23 01:45) 

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