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小説「百鬼夜行の少年―鏡ヶ原遺聞(壱ノ巻)」 (天堂 里砂) [感想・小説(その他)]


百鬼夜行の少年―鏡ヶ原遺聞〈壱ノ巻〉 (C・NOVELSファンタジア)

百鬼夜行の少年―鏡ヶ原遺聞〈壱ノ巻〉 (C・NOVELSファンタジア)

  • 作者: 天堂 里砂 画:ひだか なみ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/01
  • メディア: 単行本


【あらすじ】
幼い頃から視えることを否定され続けてきた高校生の秀一。唯一の家族である父親を亡くし引き取られた先は、どこかアヤしい“妖怪ヶ原”!?奇抜な甚平を着こなす住職・神宮寺の下でアルバイトをすることになったけれど、そこは妖怪たちが集まるお寺だった。元気いっぱいの妖怪たちに翻弄される秀一は、やがて神宮寺から渡された“姫神の魔鏡”の力を使い、彼らと人間との橋渡しをすることになるが―。 (C★NOVELSドットコムより)


【感想(ネタバレあり)】

最近2巻が発売され、慌てて積み本から1巻を読みました。
表紙の可愛さとあらすじに惹かれて購入した本で、作家さんは初読み。
正直、最初の読み始めの淡々とした展開に、"ん?ちょっと(期待)ハズしたか?"って感じがしないでもなかったのだけれど、物語が進めば進むほどじんわり温かい感情が出てくる物語でした。
妖怪ものが好きなワタシにはとても素敵な物語でした。

妖怪達が可愛くて(特にコダマ!)超個性的だったので、主人公・秀一がいまいちインパクト薄めだった気がしないでもなかった1巻(笑)
でも面白かったです。

幼い頃から人には見えないモノが見えて、それを口にするたびに叱られて。
自分のせいで両親が不和になり、離婚し、父親の元で暮らしながらも、決して自分を受け入れてくれる様子もない。
たった一言「信じてる」という言葉が父親から欲しかっただけなのに、その父親も秀一が高校2年の時に帰らぬ人に。。。

物語は独りになった秀一を、父親の弟・久美が引き取ることになるトコから始まります。
と、言っても、すぐに久美の家から、久美の知り合いの住職・神宮寺の下で住み込みアルバイトをすることになるので、物語はこのお寺がメイン。
ココにいっぱいいるんですよ。
妖怪達が^w^
しかも今までは自分しか見えなかった妖怪達が神宮寺にも見えてる。
見えてる自分を否定されてきた人生だったのに、ココではそれが当たり前で、そして見える事で役に立てる事もある。
そういう事を経験して、秀一は自分自身をも受け入れていけるようになります。

秀一が前に進むためにもずっと胸に閊えたままでいる父のこと。
同時収録の話で、父親の過去、父親(久美も)の血筋の秘密・・・などなど。
いろんな事が分かって、実は自分は父親に大切に、愛されていたんだと実感する秀一。
秀一の心をずっと覆っていた重いわだかまりが解けてく辺りはちょっと感動的だったな。
父親との会話とか。
ここがクリアにならないと秀一は進めないもんね。
良かったよ。
2巻の展開も楽しみだな^^

あ、個人的には久美ももうちょっと登場してきて欲しいな。
こういう天然系、好きなのだ。
最初、秀一は久美の家からすぐに神宮寺の寺に行くから、久美の存在って別にあっても無くても良かったんちゃうん!?って思ってしまったけれど、(神宮寺がインパクト強すぎて・笑)久美は久美で(例え影が薄くても・笑)必要な存在なんだなって最後の方でちょっと分かった(笑)

自分の力と生きる場所を受け入れた秀一。
楽しいばかりじゃなく、その力を狙う悪妖怪と今後どういう風に戦っていくのかも気になります^^
百鬼夜行の少年―鏡ヶ原遺聞〈壱ノ巻〉 (C・NOVELSファンタジア)



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まるこ

》あいか5drrさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-06-08 23:37) 

まるこ

》瀬木あおいさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-06-08 23:37) 

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