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BL小説「旗と翼」 (高原 いちか) [感想・小説(BL)]


旗と翼 (リンクスロマンス)

旗と翼 (リンクスロマンス)

  • 作者: 高原 いちか  画: 御園 えりい
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/07/29
  • メディア: 新書


【あらすじ】
幼き頃より年下の皇太子・獅心に仕えてきた玲紀は、師として友として、獅心から絶大な信頼と愛情を受けていた。だが成長した獅心がある事情から廃嫡の憂き目に遭い、玲紀は己の一族を守るため、別の皇子に仕えることになる。そして数年後、新たな皇太子の立太式の日、王宮はかつての主君・獅心率いる謀反軍に襲われてしまう。「俺からお前を奪った奴は許さない」と皇太子を殺す獅心を見て、己に向けられた執着の深さに恐れさえ抱く玲紀だが…。 (リンクスロマンス・幻冬舎より)


[かわいい]【感想(ネタバレあり)】[かわいい]

あらすじと御園先生の表紙絵に惹かれ、新刊紹介されている時から気になっていた本。
作家さんはこれがデビュー作みたいです。
・・・が、新人作家さんと思えないくらいぎっしり書かれた内容に良い意味でビックリ!
まるで韓国や中国の歴史ロマンのドラマを見ている感じで読み応えありました。
・・・ただBL視点で見ると。。。評価分かれるかも。。。

読み初めからグイグイと物語の中に引き込まれてゆきます。
壮大な歴史文学、あるいは歴史人物が王になるまで・・・の大河ドラマの原作を読んでる感じ。
そういう意味では歴史もの、中国やあの辺りの歴史舞台ものが好きならとても面白く読めるはず。
キャラクター設定やキャラの位置関係、物語の舞台背景もしっかり書かれてありました。

なので、獅心(攻)と玲紀(受)の愛憎関係が展開される中、キィーって思う部分もたくさんあるのだけれど、でもそんな心情も言動も、この時代の置かれた双方の立場を思うとそういう歪んだ部分もどこか納得してしまったりもします。
だからとにかく獅心の、玲紀に対する執着心がハンパじゃなく、時には恐ろしいまでの感情だったりするのだけれど、獅心が受けた心の傷や虐げられてきた扱いを思うと、一方的に獅心はヒドイ!・・・なんて事も思えない。
逆に最後の最後まで体裁を気にする玲紀にちょっとイラっとさせられながらも、この時代というか、この物語全体を思うと、玲紀の“拒み”も理解できないわけではない。

ただ、それがBL視点で見ると・・・。
うーん。。。萌えない(苦笑^^;)

好きすぎて、どういう形でもいいから側に置いておきたいという執着から獅心はひたすら玲紀を抱く(それも優しさ無し)のだけれど、それがね。
もうエエやろって思うくらい長いし、場面も多いし・・・^^;
無理矢理でもいいから、そこにもうちょっと“愛”があれば・・・いや、愛はあるんだ。獅心には。
ただ、それは得られるはずがないって思っている上での行為だから。
甘さが前面に出てない。なのでそういう行為がとても辛い。

最後の最後の最後でやっとやっと心「も」通じ合うのだけれど、その瞬間はとても感動的だったのだけれど、次のページで幕(終わり)・・・。

も、も、もうちょっと2人の“その後”に浸らせてよ~^^;

・・・うーん・・・。

悪くは無い。
逆にしっかり書かれた読み応えある物語で面白かった!
何度も言うようにBL視点で読むと・・・うーん・・・って感じなだけで作品としての印象は◎だった。
だからこの作家さんの次作が出たらきっと読むよ^^
旗と翼 (リンクスロマンス)



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コメント 7

まるこ

》xml_xslさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-09-18 21:42) 

まるこ

》dueさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-09-18 21:42) 

まるこ

》ピンキィモモさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-09-18 21:43) 

まるこ

》あいか5drrさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-09-18 21:43) 

まるこ

》瀬木あおいさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-09-18 21:43) 

まるこ

》ケンケン@さん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-09-18 21:44) 

まるこ

》naonaoさん
nice!をありがとうございます。
by まるこ (2011-09-18 21:44) 

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