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小説「明日はマのつく風が吹く!」(喬林 知) [感想・小説(その他)]

恒例の(笑)!、ずっと下書きしたままだった記事、アップします~。


明日はマのつく風が吹く! (角川ビーンズ文庫)

明日はマのつく風が吹く! (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 喬林 知 画:松本テマリ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/02/01
  • メディア: 文庫

【あらすじ】
16歳の誕生日を目前に、元の世界に帰れなくなったおれ、渋谷有利。家族の顔を思い出すとちょっと胸が痛いけど、過保護で優秀な臣下たちに囲まれて、なんとか魔王業を続けている。しかし、真魔国でそれなりに平和な日々は「魔王様のご落胤」を名乗る少女の登場でうち破られた。…ところでさ、ゴラクインってなに。えっ隠し子?誰の。―はぁ?おれのぉ!?噂のハイテンション・ファンタジー、やけのやんぱち第4弾。

【主な登場人物】
ユーリ(渋谷有利)・・・主人公。第27代魔王に就任。
ウェラー卿コンラード(コンラッド)・・・前魔王の次男。ユーリの名付親。
フォンクライスト卿ギュンター・・・ユーリの王佐。
フォンヴォルテール卿グウェンダル・・・前魔王の長男。小動物好き。
フォンビーレフェルト卿ヴォルフラム・・・前魔王の三男。ユーリの婚約者。
フォンシュピッツヴェーグ卿ツェツィーリエ・・・第26代魔王。
フォンカーベルニコフ卿アニシナ・・・日夜過酷な実験にいそしんでいる。

前回はユーリが日本に戻れない・・・で終わったその続き。
その後眞魔国にて、四ヶ月が経った頃のお話です。

ユーリの周りはいつものように明るくにぎやかに和気あいあい。
そんな中、ユーリの隠し事と名乗る子供が現れたり(それを聞いて気を失いそうになってるギュンターが笑えた。注:図-P19)、その子に暗殺されそうになったり、そのせいで足が捻挫してしまったり・・・と平和だった日々が一変してしまいます。
痛めた脚の治療の為、いつものメンバー(コンラッド&わがままプーことヴォルフラム)で温泉に出かける事になり、そこでまたまたいろんなハプニングに遭遇し、そしてまたまた窮地に立たされてる・・・そんなお話。
でもやっぱり自分を暗殺しかけた子供・グレタの事もほっておけず、一緒に連れて行くのがユーリだなって思いました。
そんなグレタとも少しずつ心を通わせていく様子は良かったな。

結局“自分の子だ”なんて公言しちゃったし(笑)

でも街に出た事によって、以前、自分が良かれと思ってやってた事が実は仇になってた事を知るユーリ。

食べる物がなく、家族の為・・・と言って娼婦として働く少女達の現状に心を痛ませます。
今回もボケ・ツッコミ調の爆笑な文章の中で、奥深い内容に胸が詰まる場面やセリフがたくさんありました。
いつも読み終えた後は“面白かったー”と言いながら、何かしっかり心に残っているモノを感じてます。

また今回のユーリは大きな事件が解決したその後、眞魔国の事、魔王である自分に対して大きな“受入れ”をした事が印象的でした。
自分が住む日本とそして眞魔国・・・2つの故郷がある。2つの世界に居場所がある。こんな幸せな人生はない・・・と。

このまま眞魔国でのお話が続くのかなって思いきや、小説2冊ぶりに再び日本・イルカショーで一緒だった村田くんの元に飛ばされちゃってお・し・ま・い(笑)

日本に戻ったユーリの、物語の締めくくりの心のつぶやきも良かったな。

あ、そうそう前回、行方不明で未解決(?)なままだったゲーゲン・ヒューバーも登場しました。
しかし、まだまだ訳アリなキャラクターですな。

それと今回、温泉に出掛けたユーリは覚えたての魔国語で置手紙をしてゆきます。
「おれ、出ル、家ヲ。」を「おれ、出、家・・・おれ出家」と読み違えたギュンターの、平行進行されていく体験出家物語は最高でしたよ(爆)
ギュンターさん、黙っていれば超美形なのに・・・(笑)
ま、それがいいのか(笑)
・・・勢いでスキンヘッドにならなくて良かった・・・ホッ(笑)

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